本ブログをご覧頂いている方より質問を頂きました。
とても良い質問なので、ブログにも記載致しました。尚、このブログで公開している内容やソフトの
販売は余暇時間を使って行っておりますので、今後もこのような質問について回答できるかどうか
は確約できませんのでご了承下さい。なるべくソフトの使用方法に限定した質問だと有難いです。
また、このブログの戦略は裁定取引なので相場感は全くありません。聞かれてもわかりません。
質問内容
「オプションの売りはリスク無限大と思いますがそのようなリスクはありませんか、最大リスクは
どのように考えればよいでしょうか?」
ご指摘のように、オプションの売りは損失無限大です。闇雲にトレードを行い、ポジションを構築
すると大変な痛手を追うことになります。
このブログで公開しているポジションは先物のリスクをオプションでヘッジする戦略です。
ここをクリックすると、わかりやすく丁寧に説明されている記事を確認できます。
本ブログで公表したポジションに基づいた説明も行います。具体的に表で纏めました。
※9月28日裁定取引利益18,068円のケースです。
ご質問のリスクについては、全部で3つ定義させて頂きました。
①相場変動リスク(相場変動に伴う損失発生)
②証拠金リスク (証拠金不足による市場からの強制撤退)
③約定リスク (裁定取引のポジションを正しく組成できるどうか)
①について
表をご覧いただければ一目瞭然かと思いますが、相場がいくら変動しようと損益の変動は
ありません。(+20)つまり相場変動リスクはゼロという事になります。これが
ブログで公開している裁定取引の魅力です。
②について
証拠金については若干変動する可能性はありますが、先物のポジションを合成先物(オプション)で
相殺しているため、維持証拠金は殆ど必要ない状態になるかと思います。この点ついても資金
に限りのある個人投資家にとってはトレードをする上で精神的にも有利に働くと思います。
※ブログで公開しているポジションを元にご契約されている証券会社のスパンパラメータで
必要証拠金の計算をしてみてください。必要証拠金も維持証拠金もゼロになっているかと
思います。毎日の値洗いで評価損益が発生する為、若干は資金を残しておく必要があり
ます。(評価損益は決済日には合計で0になります。)
但し、維持証拠金は必要ないかもしれませんが、仕掛けるための証拠金は必要です。
③について
ブログで公開しているポジションを組むチャンスは1日のザラ場に数回しか生まれません。もし価格
や手数料を計算せずに、約定可能だからといって安易に裁定取引のポジションを組んでしまうと
損失しか生まれません。それが約定リスクです。またそのリスクを避ける為に、仕掛けのタイミング
を自動的に表示するのが本ソフト(日経225オプションの達人)です。
結論を申し上げると、本ブログが推奨している裁定取引を用いた場合のリスクは約定リスクのみ
となります。
最後に、アドバイスですがオプションや先物に関してはお金が増えるのも早いですが、無くなるのも
早いです。裁定取引以外の戦略で取引を開始する場合は上記リスク以外にもリスクパラメータの
変動等色々な事を想定した上で開始されるようお気を付け下さい。